ゼーガペインBlu-ray BOX発売記念イベント「2学期直前!ゼーガペイン夏祭り@舞浜サーバー」


ゼーガペインBD-BOX購入者を対象にした招待イベント。この日をどんなに待ち焦がれたか。感慨深すぎて言葉が無い。抽選に当たって良かったよホント……。ネットでは結構シビアな当落の様子だったけど、実際のところ、どれくらいの応募があったのだろう?

  • 会場:東京ベイホテル東急
    • 舞浜駅からホテルへの移動はシャトルバスにて。
    • 開場後、待ち時間は主題歌・サントラが流れていた。
    • 展示物は色々あったけど、写真不精のため特に撮影はせず。
    • DVD-BOXのプレートに「廣岡私物」の文字。
      ■流石ですな!
  • 16:45開演(定刻+15min)
    • 自分の周囲に限れば空席無し。正面にメインスクリーン。
    • 開演アナウンスはフォセッタ。当然の如くお天気の話あり。天気に合わせて晴れ・曇り・雨の3バージョン準備していたらしい。
    • 合言葉「エンタングル!」→スクリーンにセレブアイコン投影。
      ■例の効果音に心躍る。アイコンに表示された文字とか見てなかった。無念。
    • 出演者登壇。キョウ役の浅沼さん「エンタングル合ってないよ!」と喝。
      ■確かに、4年間を耐え抜いたセレブラントの集結にしては悔いが残るエンタングルだった。これは復仇を誓わねばなるまいて。
    • 司会はバンビジ廣岡さん。もうおなじみですな。
    • 浅沼さん&花澤さんは制服(舞浜南高校夏服)コス。
      ■うん、本人だ。
    • 幡池さんは急遽欠席。
      ■応募アンケートで幡池さん向けの質問を書いていた俺涙目。
  • 第1部
    • 浅沼さん、相変わらず巧みなトーク
    • 廣岡さん「花澤さんは今回、制服を着るに当たって努力されたとか?」→花澤さん「失礼ですねー」「お酢ダイエット試してみました」

アンケート結果:好きなキャラクター
 1位 カミナギ
 2位 キョウ
 3位 シズノ
 4位 ミナト
 5位 ルーシェン/クリス

    • カミナギは放送時の投票に続き2連覇、キョウは放送時5位だったので大躍進。
    • 浅沼さん「往年のジャンプ漫画の人気投票では主人公が5位ぐらいだったので、納得していました」
    • 浅沼さん「こういうランキングの下の方を見ると、マイナーな奴を入れる人が必ずいますよね。ハゾンマイヤとか」
    • 下田監督「キョウ、カミナギ、シズノの3人は対等だと思ってます」

アンケート結果:好きなメカ
 1位 ゼーガペイン・アルティー
 2位 ゼーガペイン・フリスベルグ
 3位 オケアノス
 4位 ゼーガペインガルダ/アンチゼーガ・コアトリクエ

    • ガルダはスーパーガルダを含んでいる。コアトリクエは5位だったっけ?自信なし。
    • 放送時6位だったオケアノスが躍進。浅沼さん「商品化ありますかね、バンダイさん?」
      ■1回作れば金型流用で、セレブラム艦隊集結も夢では……
    • 下田監督「ゼーガタンクがランクインしていないのが……」

アンケート結果:好きなセリフ
 1位 舞浜シャイニングオーシャンパンチ
 2位 消されるなこの想い、忘れるな我が痛み
 3位 エンタングル
 4位 俺の拳が、俺の上腕二頭筋が、俺の魂が怒り狂ってる
 5位 ありえねぇ!

    • 見ての通りキョウちゃん無双。
    • 下田監督「(1位について)最終話でやり残したことは……ロケットパンチやってないよね!という事で、関島さんが入れた」
      ■やはりロケットパンチはロボットアニメの基本*1ですな。
    • 浅沼さん「(4位について、23話なので)高山カツヒコさんですよね?」→下田監督「いや、これも関島さんが入れた」
    • 廣岡さん「浅沼さんはTAF2010のイベントの時、好きな台詞は上腕二頭筋と即答していましたよね」
    • 浅沼さん「(4位について)幻体であるキョウが拳、肉体、魂に言及してる深い台詞ですよね」

質問:主役・ヒロインに抜擢されたときの気持ちは?当時と今で変わったことや成長した点など

    • 浅沼さん「主宰していた劇団を解散した時に届いたFAXがゼーガのオーディション通知。それまで受けていたのは落ちていたから今回もと思っていたら受かっていた。1話の収録が終わっても実感がイマイチ、最終話まで行ってやっと慣れたかな、と」
    • 花澤さん「私がヒロインでいいの?って思った」「ゆかなさん(ミズキ、シン役)に『演技にああしてこうしてって言われるようになったのは、花澤さんがプロになったからだよ』って言われ、ああ自分は声優なんだと実感した」

質問:「作ったけど使わなかった設定」などはあるか?

    • 下田監督「元々4クールで企画してて、それを2クールに収めるために色々オミット」「42話あたりでキョウが実体化して、その後は幻体のカミナギと触れたくても触れられないまま戦う、みたいな」
      ■忘却の女王のあとがきでも、そういうプロットが書かれていたような。火星のセレブラム工廠で開発された新型ゼーガとか。1stガンダムトミノメモみたいに、何かの媒体で紹介とかしてくれたら嬉しいけど。老師の同人誌とかに出てるのだろうか?


質問:思惑以上に上手くいったというシーンは?

    • 下田監督「13話ラストですね。世間で言うところのカミナギショック」→花澤さん「収録後、死んじゃったんですか?って訊きに行っちゃいましたよ」→下田監督「それが、僕と香奈ちゃんが初めて喋ったとこ」
    • 浅沼さん「僕からも1ついいですか?」「あ、でもこれ関東だけなのかな?」と前置きして、「放送後にあった『このあとは[ピー]よろしく!』は、6話や13話とかのシリアスな話の後にも入れないといけないのか、と相談したら、『あそこはテレビ局の枠だからどうしようもない』と言われ……ところが、6話の放送時は[ピー]の番組が総集編のためカットされ、13話では[ピー]の人の片方が[幻体データロスト]していて流れず、その後も流れなくなったのは凄い上手くいったと思いました」(会場爆笑)
    • 浅沼さん「ラストサパーで本当に停電した地方があったり、26話の後で京葉線が止まって舞浜に行けなくなったり……」
      AT-Xでは「16話の放送日が8/31」という神構成だったような。あと、2005年の新訳Zガンダム?の試写会で地震があった事を思い出したり。


質問:井上麻里奈さんがEDイラストを描くことになった経緯は?

    • 下田監督「浅沼さんが出演者のサインを集めてて、麻里奈の絵が上手かったので『何か描いて』と。で、ROCKY CHACKの新曲ができた時と重なってこれを使うかということで、22話エンディングでお披露目」


質問:花澤さんは当時高校生でしたが、その時の苦労話など

    • 花澤さん「現場の皆さんが温かく迎えてくれて、とても良い環境でした」「自分の高い声が好きではなくて、意識して低い声を出していました」


質問:浅沼さんは現verの熱血キョウ、前verのクールキョウ、そして統合verのキョウを演じているが、各々演じ易さや好み等あるか?

    • 浅沼さん「前verより現verの方が好きだし演じ易い」「統合verは嫌いではないけど、ご存知の通り複雑な存在なので色々考えました」


  • 休憩
    • 休憩前のアナウンス担当はディータ。第2部直前のアナウンスはリチェルカ。
    • 休憩時間に流れていたのはNOTの特典映像?
    • 第2部開始時も「エンタングル!」あり。第1部に比べ結構良い感じ?


  • 第2部
  • 朗読劇:ゼーガペインリーディング「消されえぬ想い」
    • 細かい内容は省略。
      ■一言だけ言わせてもらうと、トミガイ戦死説は否定されたようなのでトミガイ派は安心して良し。
    • 脚本の浅沼さんが「自分が見たいもの」をやりたかったとの事で、設定は相当揉んだとの事。
  • ROCKY CHACK ライブコーナー
    • 朗読劇からそのままライブへ。浅沼さん「本編でも印象的だったエンディング入りの演出に拘りたかった」
    • 曲目…「ラストブルー」・「and you」・「リトルグッバイ
      ■ついに生で聴けたゼーガ曲。神韻縹渺とはこの事か。セレブラント感涙必至。
    • 「and you」からGtで保刈久明さんも演奏に参加。
      ■Vガン厨の俺歓喜
    • ROCKY CHACKライブについて:浅沼さん「ステージ前で見たかった!感無量」、花澤さん「時が止まればいいのに」→時が止まると曲も止まるとツッコミ、下田監督「ライブは浅沼さんが拘っていたことで、僕も感無量です」
    • 浅沼さんが花澤さんに「ちょっと回ってよ」と言って、花澤さんがその場でクルリと一回転する。(もっと後だったかも)
  • 告知・締め
    • ロボット魂、ガルダが11月、フリスベルグが12月発売。→「クリスマスプレゼントにフリスベルグ、いかがですか」
    • 新ムック本「ゼーガペイン ファイルサルベージ」10月発売。→廣岡さん「完成品がお見せできれば良かったのですが、流石に間に合いませんでした」
    • カミナギフィギュア(アルター)再販!……ではなく、新たに作って発売。→「これ発売したらイベントとか」
      ■現在絶賛プレミア付きのカミナギフィギュアは金型がもう無いらしい。
    • アニマックスでもゼーガペイン放送開始。
      ■「再放送」という言い方をしないのはBS11の時と同じ。
    • 名古屋サーバーから祝電。廣岡さんが読み上げる。
      Twitterで名古屋オフを企画していた人かな?行動力に脱帽。
    • 浅沼さん「泣きたいぐらい嬉しいけど、ここで泣いちゃうと終わっちゃいそうなので&大人なので泣きません」
    • 去り際「舞浜シャイニングオーシャンラブ!」


  • 照明がつき、イベント終了の流れ。客が帰りかけたところで「あ、幡池さんが間に合いましたので最後に少しだけ!」と突然アナウンスが。
    • ざわ……ざわ……
    • 客が着席したところで幡池さん登壇。今日のお詫びとお礼。
    • 監督・浅沼・自分で舞台*2とかやりたいねと話していて、今日はこの場でゼーガペインの新展開のプレゼンをしておきたい。
      ■まだ公式な企画ではなく、舞台云々も(コスト面や浅沼さん達のスキルで)実現が比較的容易というレベルで捉えておくべき?しかしまぁ、業界サイドへのプレゼンと同時にファンにも披露って、なかなか見ることの無い光景。
    • 「BGMとか何もなくてアレなんですけど」と言いつつ数点のコンセプトイメージを公開。
    • ZEGAPAIN ZERO」
    • 「もう一つの街」「キョウに関わる謎の少女」
    • レインボーブリッジのような橋梁と、奥にデフテラ領域らしきもの
    • 十凍京 ver1.2.7
    • 冬服のキョウとカミナギ
    • 未沙季と同じ中学の制服を着た“謎の少女”
    • とにかく驚くしかないネタ投下。サプライズにも程がある。



うまくまとめられてないけど、とりあえず以上っす。BDの発売記念イベントで、応募資格は購入者のみとはいえ、無料イベントとは思えないほど豪華な内容でアドレナリン出っぱなし。浅沼さんも言っていたけど「ゼーガペイン」の終着駅はまだまだここじゃない――ってのは痛いほど良く分かった。ゼーガがここまで来れたのは、ファンが待つだけの「お客」に甘んじることなく、積極的に動いたからであり、これからもそれが求められている。「当事者」として作品の行く先に関わることのできることは、オタクとして極上の幸せだと思う。飼い慣らされている?上等上等。

*1:某アニメ曰く、「あらゆる武器がこれを操る者の身体の外延を成すとするなら激烈な化学反応によって毎秒800mを超える速度を獲得した弾丸とは、速度と慣性質量の合成エネルギーと化して他者へ打ち込まれる意志に他ならない。その意味で、断固たる意志の表象たる鉄拳を発射し、これを『ロケットパンチ』と呼称したかのロボットアニメは、直喩的表現において正に正鵠を射ていたと言っても過言ではない」

*2:ゼーガファンには周知のことだが、下田正美監督と浅沼晋太郎さんは舞台演出家であり、以前からいつかゼーガペインで舞台をやりたいと発言している。