• MONSTER 第47話「悪夢の扉」

チェコ秘密警察の大佐との話のあたり、流し見してたのでよく聞いてなかった。

卜部がメインの話。心霊モノ駄目ってのは面白かった。そういうのに一番強そうだったのに。後半の人骨&血天井の描写は素直に怖かった。流石IG…
ラクマの傷の由来も分かったし。随分表情豊かななネコたんでした。

妄執の対決。剣は決闘用(1対1)、銃は一方的且つ直接的な殺傷用と意図的に描き分けているように感じたのだがどうだろう?
基本的に感情の起伏を描きやすい「子供」を中心にストーリーを進めつつ、「大人」(主人公たち子供よりも濃い設定を持ちながらあくまで物語の中心は子供に譲る)が存在を見せる作品は面白い。その「大人」が善であれ悪であれ、主義主張を詰めると「子供」では到底比肩できない人間臭さを現出させるということかな。「巌窟王」に善悪を嵌めるのは難しいけど、アルベールという「子供」の物語と捉えれば、伯爵やフェルナンの「大人」っぷりは文句なし。…復讐劇に拘泥すると描写不足の感は拭えないか?フェルナンの行動の変化はとんでもなかったし。そのへんは視聴者各々の感性で…自分は面白いと感じればそれでいいか、と逃げ。
自分が「ガンダム」等に傾倒しながら、いつのまにか少年誌的な作品から離れちゃったのは、それらにはそういう要素が希薄な作品が多い(当たり前)だからなんだろうな、と自己分析。