機動戦士ガンダムSEED DESTINY          PHASE-49「レイ」

泣いても笑っても迎える最終決戦。議長世界に対抗する最後の砦・オーブ軍がザフトを攻める。こういうラストバトルの構図はラスト2話でやっと完成じゃなくて、せめて3話ぐらい前には完成させておいて欲しい。で桃色教祖様は突発的に演説かまして高圧的に「道を空けなさい」。大量破壊兵器は必要無い。ああそうだよ。でも、ストフリもインジャも勝手に造ってたけどユニウス条約違反のトンデモ兵器だね。私人だから条約は関係無いとかは詭弁。私人が核動力のMSや専用運用艦を「私物化」。ミーティアも前作で壊されてたから修復したわけね。常に戦争に備えるラクス教。自分たちの兵器所持&密造は棚上げ。どっちが脅威だよ。…状況的にオーブはジブリールを匿いレクイエム戦では姿を現さず、戦闘終結後に特に釈明もせず、プランには反対したわけでまさしく「ロゴスの残党」という見解は正しい。…が「道空けろや」と言われ「ラクス様!?」と動揺するザフト軍人は一体どういう教育されてんのかと。そして動揺するそいつらを次々と葬るミーティアのキラとアスランは鬼。これが(今はオーブ軍に編入されてるけど)国家じゃなくて私人の集団だってのだから恐ろしい。ラクスの声を聞いて「立ち止まった」=「戦闘意思の放棄の可能性を見せた」ゲイツアスランが容赦無く斬った演出は理解不能。最初から問答無用斬り捨て御免のスタンスが決定じゃないか?こりゃ。…で、メイリンは私的に姉貴と通信。ルナマリアがインパルスに乗ってるって確証がどっから得たのかは知らんが、ルナマリア止めてもドム止めなけりゃルナ死ぬって。というかそれを狙っていたんじゃないかとすら疑いたくなる。「どのラクス様が本物かなんでわかんないの!?」と、ラクス「様」付けの上、根拠もなく『ラクスが本物なら正義』と躊躇なく口にしてることからも洗脳済みっぽいしね。ラクスも同じ艦橋で信者が姉を説得してんだからドムに攻撃しない旨を伝えろよ。…ああ、人気の邪魔者ルナマリアを始末できるチャンスだったからそんなことは有りえませんねゴメンナサイ。
ミネルバタンホイザーを撃たせて、陽電子砲の奔流からアークエンジェルを護るアカツキ。「不可能を可能に」再現。まさか2年前の展開まんま&わざわざ総集編OVAで設定変更までして記憶呼び戻しイベントとは…とりあえず笑った。ついでに正八面体状広域展開フィールドも。あーはいはいアカツキ凄いね。百式νガンダムの設計@Gジェネ式だけあるよ。乗ってるのもムウ・ラ・フラガ確定したしね。あれだけ非難したデストロイによるベルリン壊滅戦の指揮官だったこととか、約束を破らなかったらステラ@脱落ヒロインは死ななかったことはスルーしてあげるよ。できればせっかくの子安ボイスを活かして、ギンガナム御大将の声で「このアカツキすごいよ!!!!さすがストライクのお姉さん!!!デスティニーのビームは全て跳ね返している。タンホイザーを弾いた様になぁぁ! 分かっているのかぁザフトのエース君!」とか言ってくれ。無理?じゃあ死ねよ。んでもってイザークディアッカは、アスランと共闘するなら説得力のある描写を前々から見せてくれ。あまりにも唐突だ。唐突と言えばメサイア標準装備のネオジェネシスもね。レクイエムに続きこういうの乱発でますます種世界に大量破壊戦略兵器の脅威度が下がる。言うまでもないけど明らかな条約違反で議長のアフォキャラ加速要因にも。かつてのジェネシスは一射ごとに第一次反射ミラーを廃棄・交換というプロセスを要したけど今度はどうなんだろ。


<次回予告>
宇宙でたった一人その資格を持つ男が、座標を定めて走り始めた。
生まれながらのクローン、テロメア、神意の後継。
プラント、連合、オーブの絶対支配。
壮烈な決意が、自らを加速させる。
全てをこの手に。


次回「最後の力」。

もう止められる者はいない。




先週と同じくボトムズネタで。(ガノタの)運命とあれば、心を決める。