機動戦士ガンダムSEED DESTINY   FINAL PHASE「最後の力」

総括して「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」って一体何だったんだろう?と考えるとなんとなく黒い衝動に襲われるので、今日のところはあくまで最終話の所感に留めておきたいと思います。愚痴だらけで情けない限りですが。

とか、逃げ。

では本編を。

イザークの行為は何も考えてないとしか言い様が無い。「あれはザフトの艦だ!!」と謎のハイテンションで叫びエターナル援護。何、その理屈…結局彼も桃色カルト集団の信者だったのか。ラクスはまたいつのまにか種割れ。SEED最終回では電波ポエム機能全開だったけど今回は無し。そういえば虎は出番あった?イザークの名前を言ったぐらいだったような。


そしてシンvsアスラン。最初から「こんな悲しいこと(戦争)を終わらせたい」という気持ちは、議長の「戦士」として戦う事で報われるはずだったのに……ね。その終着点がアスランとの決着ってのはどうなのよ。しかも蹴り合って負けるとか。うーむ、格闘性能(というか強度?)はジャスティスが上にしてもこの圧倒的な差はシン哀れとしか。ルナマリアは幾多の死亡フラグを無効にして生存。こいつの顔は有明で見飽きたからもうどうでもいいや


レイvsキラ。変態仮面との関連で両者の「因縁」は付けたけど、付けただけでイマイチ燃えない。ドラグーン乱射の描写はカッコイイけど。キラは「何故君がまた!?」と言っていたがこの台詞の意味がちょっと分からない。クルーゼを「君」とは呼ばなかったしね…では「また」って何よ?


レジェンドの一斉射を避けるキラの機体がさり気無く「フリーダム」だった(腹部のカリドゥスが無い)ことは突っ込まない方向で。


ミネルバvsアークエンジェルアークエンジェルの圧勝。あの戦況で個艦対決。もう何も言うまい…しかしノイマンは本気で神だな。「回避ーっ!!」がアホみたいに成功するのはこの人の手腕。台詞ぐらい与えて労ってあげればいいのに。


シンはステラと「再会」。これはまぁお約束ってことで。しかしステラは明日明日と電波連呼して退場。…その後、シンは泣きじゃくるのみ。かつての攻撃性は最早無く、弱さを涙と共に曝け出した彼は最早「戦士」たり得ない。かくして議長の唱えるデスティニープランは、その尖兵たるシンの感情の吐露によって否定される……なんて解釈は死んでもできない陳腐さでした。普通はこれから何かやらかすための儀式じゃないのか?こういうのって。


ストライクフリーダムは再度ミーティアとドッキング。エリナケウス祭りでメサイアに致命傷を与える。はいはいキラ最強ッ!!この時点でさえ目立った損傷無しだもんな!!少数の精鋭戦闘員が戦局を変える、というのはロボットモノのお約束なんだけど、ここまで露骨だと…いや、もういい。


クライマックスはメサイア内部。銃を向け合うキラと議長。

議長「傲慢だね。さすがは最高のコーディネーターだ。」
キラ「傲慢なのはあなただ。僕はただの一人の人間だ!どこもみんなと変わらない。ラクスも!」

こ、この台詞!こいつぁ効いたぜべーオウルフ…!(誰
ただの人間は艦隊突撃敢行したり機動兵器駆使して要塞無力化とか無理だから。

議長「今ここで私を撃って、再び混迷する世界を君はどうする?」
キラ「覚悟はある!僕は、戦う!」

字面はカッコイイさ。でも「そんな世界は嫌だもの」以上の理由無しで世論の支持も無く、力押しで得た勝利の後の混乱っぷりは「覚悟」してりゃいいってレベルは超えてますよ?

そして、勇壮というより暴虐なラクシズチームの一枚絵で完。
エンディングはデス種犠牲者総出演映像。


大事な世界の行方は語られず。キラ自身も言ってる通り、混乱は必至。
求心力はやはりオーブなのか?にしても未だ親ロゴスの嫌疑十分なのに…。


DVD最終巻に40分の特典映像が有るそうですが。そんなことしないで普段のバンクを…あ、これももういい。


とりあえず、アニメ史に残る最終回なのは間違い無いと思いますよ。ええ。


総括は気が向いたら書くかも。しかし望み薄で。
デス種終わっちゃったからこのブログの去就も考えないと…