電脳コイル 第18話「異界への扉」
いやこれは怖い。
本編終わってEDに入った時に「ぷはぁ」って息を吐いちゃったよ。なんという密度。
鍵穴の向こうは異界。
横断歩道は三途の川。
ハラケンは危うく渡りきるところだった。
あの「異界」でメガネを外すと……もうダメなんだろうな。
ヤサコの過去の体験も、
「おじじのお葬式の日」ということで、やはり死者絡み。
X-ファイルの様相を呈してきたわ。
こういう、実は怖い子供アニメをもっと増やすべき。
そういや。
鍵穴、黒い人影、横断歩道、鳥居……と、「あっち」の世界の「電脳コイル」的ビジュアルは多くあるけど、必ず「夕焼け」だね。
夕焼け、洛陽、日没は1日の終わり。
「♪眩しすぎて見つめることも出来ない太陽」を見つめることができる時間。
退廃、衰退や死のメタファー。
逢魔ヶ刻。
「魔」とは、邪なるもの・不思議な力・超常の何か。
「電脳コイル」という作品世界の「魔」は、視聴者を絶妙に惹き付けている。
とにかく、土曜夕方6時半の逢魔ヶ刻が楽しみだ。