ゼーガペイン 第16話「復活の戦場」



Aパート、普通に泣くだろコレ。
ってぐらい良かったガチ水泳。世界の「リセット」を前に、無駄な抗いにも見えるが、少なくとも諦観はない……確かにそこに生きた人間のとにかく1話から観ている視聴者にはクリティカルな「リセット」の描写。「リセット」自体はもう珍しくなくなった設定だけどこうまで上手に料理した例は少ないんじゃないだろうか?こそばゆい青春見せ付けて酷い仕打ち。これが「ゼーガペイン」の必殺パターン。
Bパート。夏休み最後の日の次は「1学期の始業式」。やはりキョウは複雑な表情……って、リョーコ(新設定)は面会謝絶ですか……痛々しい。戦闘時に判明するリョーコの扱いはまぁ予定通りな感じ。ウィッチと、棒(ryなんて云う特殊能力者設定を活かしつつ、「幸福であることの痛み」(だいぶ出てくるようになった、恐らくこのアニメのテーマ)を見せるにはまぁ妥当だよなぁ、とか納得してたら戦闘シーンがカッコイイでやんの。ロボットアニメなのに戦闘がイマイチ、という通説を覆すイイ仕事。更に新技まで見せてくれるとは嬉しい。CGロボはよほどレベル高くないと満足できないキモヲタでも今回の戦闘には十分満足。

叩かれるのを承知で言うと、中盤〜終盤の運び方しだいでは「エヴァ」に比肩する評価を与えてもいいんじゃないかと。まぁ、ラスト2話で内面描写とかはじめたら訴訟沙汰だけどな。ちなみに、AT-Xでの16話の放送は順当にいけばなんと8/31!うーん、ここまでジャストだと出来すぎな気もするが、これがアニメ専門チャンネルの神通力か。

備考。毎回のお約束だった「ゼーガペインまた見てな!この後は極楽とんぼのお二人よろしく!」はやはり消滅。なんか寂しいぞ。