天元突破グレンラガン　第26話「行くぜダチ公」

Let's go Guys!

というわけで某素行不良パイロットの台詞を思い出さずにはいられないクライマックス。前回がAIC宝塚・アニメアールのグロスで関西パワーを見せてくれたが、当然、今回から関東・ガイナックス主力の投入。作監３人で原画陣は豪華絢爛。相変わらずエフェクトスゲーと言ってる間も惜しい。

Aパートは超銀河グレンラガンとアンチスパイラルの、インフレにも程があるとしか言い様のないバトル。あらゆる攻撃を防ぐ超銀河グレンラガンのトンデモバリアに対し、対抗策として撃ってくるのが確率変動弾。確率を操ってとかもうラプラスの悪魔とかラーゼフォンとかデモベとかマブラヴオルタとかそのへんの話。余談だけど、スパロボでよくやる「自ユニット攻撃→敵回避→ソフトリセット」の流れってある意味確率変動弾だよな……。

Bパート。多元宇宙に囚われた大グレン団。「認識した瞬間に宇宙が誕生し、その連鎖に囚われている」とかなんとか。多世界解釈のお話だよね？ただでさえイミフな量子論の中でも少数説だったはず。十次元、十一次元とかいう言葉も出てきてもう考えるのやーめたと思ったら、ブータが唐突に人間化して吹いた。お前はエランヴィタールか。しかもその姿は、１話冒頭の副長？だし。声は違うけど。

「無くしたのか？ドリル」やっぱりシモンがヘタレそうな時にはアニキの出番。シモンの宇宙で見つけた真実とコアドリルを手に、現実の宇宙へ舞い戻るシモン。安易にアニキを生き返らせたりする愚は犯さず、その存在のみ平行宇宙の中で使う演出。「いつの間にか背、抜かれちまったな」は反則。で、ヴィラル。螺旋力=繁殖力を持たない彼が、妻と娘の「幸せな家族」を夢みていたとは。夢と気付き、父親から戦士の顔になって戦列に加わる燃え展開にはもう何をか謂わんや。

次回、最終話「天の光はすべて星」。ガイナアニメお約束の最終話サブタイSFネタ、グレンラガンはフレドリック・ブラウンということで。