機動戦士ガンダム00 第25話「刹那」(最終話)


  • 完璧な超兵
    反射と思考の融合。オールバックでイケイケのアレハレユカイ20歳。トランザム発動でGN-Xを圧倒。怨敵ソーマを捉えた、と思ったらセルゲイが援護防御して阻む。その親子愛(もう親子でいいよね)の前に致命傷をもらってしまうキュリオス。そしてソーマを見たアレルヤの台詞は「マリー、何故君が!?」。最後に伏線張るとか、もうね。これで生存確定じゃないですかこいつ。
  • くやしい でもビルケナウ!
    金色ビルケナウから金色ジムが出てきた時点でこのアニメはギャグ9割になってしまった人も多いだろう……。デビルガンダムJr.もどきの羽パーツつけてオージェ・アルスキュルばりのアクティブバインダー。トドメとばかりに通信ウィンドウの無駄装飾。こんな成金趣味のジムは要らんわな。ちなみに項目名は趣味の悪いMAがやられた時のお約束ネタ。
  • 黒幕リボンズ
    まぁ、予定調和。♪男は野望を 見せぬもの 見せぬもの
  • GNフラッグ&ハム乱入
    ガンダムのお約束とも云うべき、主張のぶつけあい戦闘……はいいんだけど完全に蛇足ですねコレは。「運命の赤い糸」やら「愛」やらハム語録の追加に勤しむのも勝手だが、ガノタとしては「愛など粘膜が作り出す妄想に過ぎない」という某技術少将閣下の台詞を思い出すだけ。なかなかアダルトな台詞だよね。その後のアイナの「こんな鉄の子宮が必要だったのね……」と併せて。あ、ハム負けた。
  • 戦闘終結
    このあたり、「閃光のハサウェイ」終盤のブライトの台詞を思い出すね。以下引用。


「そうでもないさ。歴代のガンダムは、連邦軍にいても、いつも反骨の精神をもった者がのっていたな。
そして、ガンダムの最後は、いつもこうだ。首がなくなったり、機体が焼かれたり、バラバラになったり……。しかし、反骨精神は、ガンダムがなくなったあとでも、健在だったものだ。」


  • アザディスタンへの手紙
    いつのまにかマリナに手紙送っていた刹那。この手紙の内容を刹那語訳すると「俺がガンダムだ」になるわけですね!そしてマリナの元を去るシーリン。三行半か?
  • 4年後
    マリナ、28歳確定……色々と大丈夫なのかこのメインヒロインは……。ルイスと一緒にいた外ハネのティエリアはリジェネ・レジェッジという新キャラ。リボンズ(reborn)とリジェネ(regenerate)で「再生」ネームな二人。「破壊」を掲げた刹那とは相対する運命か。
  • 地球連邦政府
    おいおい、統一政体できちゃったの?本編ラストに使うと思っていたのに。まだイオリアの計画は続くのかもしれんが、どこに落としどころを見つけるのかね?


    【まとめ】
    やはり「2期分割」でアニメを作るのは避けてほしい。商業的にオイシイのは分かるけど作品的にいいことない。
    ガンダム」としては、種シリーズよりは遥かにマシと言って良いとは思う。が、どうにもツメの甘さというか、覚悟が足りない気がする。とはいえ、現実世界でも複雑を極める「新しい戦争の枠組み」(テロ、聖戦、PMCなど)に「ガンダム」というフォーマットで挑んだ姿勢は評価できる、か。
    アニヲタとしては種から続く悪習、所謂「セーフティシャッター」の全面撤廃を求める。本当にシラけるよ、これ。