コードギアス 反逆のルルーシュR2 第19話「裏切り」




「王の力はお前を孤独にする」というC.C.の言葉が、やっと現実になった話。

「1次被害だけで一般市民の死者は1000万を超えていると思われます。2次被害の死傷者は、推定でも2500万人。救援施設が消失しており、市民を救う手立てがありません。トウキョウ租界は……死にました。」
これはアンチの思う壺。なんか無事な奴が被害状況を妙に詳細に報じて「フレイヤは凄かったんだぞ」と言われても、ねぇ。前回の見た目がショボかった&一般の市民の視点一切無しなんで、稚拙なフォローに見えてしまう。無印の頃から言われていた残念なところをまた繰り返してしまったな。主要キャラのこもごもで尺足りねェーってのは分かるけど、ドラマの展開に対して、基盤になっている世界が希薄になっているのはどうなのか。

自分の作った兵器の威力に今更ガクブルするニーナは結局、覚悟(と想像力)が決定的に欠如していた。なんのための実験ですか。

「知ったことかそんなもの!」
ルルの激昂も、彼のキャラとしては当然なんだけど最高司令官としては大局を見失った暴言。

斑鳩シュナイゼルが乗り込んできてゼロの正体云々ギアス云々これがギアス被害者候補リストです云々→ゼロ排斥の流れは急すぎて面食らった。あっという間に敵国の宰相に説得される黒の騎士団幹部連中。扇の「日本を返せ」はあの状況で良く吐いた台詞とは思うけど、状況的にそれはありえんだろ常考なのでイマイチ。

今回のクライマックスはロロ雑巾の熱い最期。主要キャラいっぱいのこのアニメで、R2からの新参キャラなのにあれだけ尺を割いてもらって逝ったってのは寧ろ名誉かも。で、金ヴィンセントはもう出てこないのかな?ガウェインの量産型ガレス、ランスロットの後期量産機のウォードも全然目立てなかったので、先行量産試作機ヴィンセントにはもっと頑張ってもらいたいもんです。銀もピンクももうないし。ブリタニアの機体に黒の騎士団の飛翔滑走翼、っていう「裏切り者仕様」なのも密かな燃えポイントだしね。で、「白兜」と呼ばれ畏怖されていた頃がもう懐かしいランスロットも、エナジーウィングに換装してアルビオンに変わるので(見せ場のなかったコンクエスターがかわいそうだが)、紅蓮との真ゲッターバトルを見せてくれることを期待。