コードギアス反逆のルルーシュR2 第25話「Re：」（最終話）

足掛け２年間、最も盛り上がったアニメシリーズであった「コードギアス」もおしまい。

前から言ってるけど、メカ設定の秀逸さに反して、話が盛り上がるほどKMFの活躍が二の次になっていったのは不満。斬月のダモクレス突撃もOP詐欺だったし、ランスvs紅蓮も作画が神がかっていたが今更KMFの頂上決戦やっても何も変わらないので最終話とは思えないほどシラケた。

R2後半はギアス氾濫とフレイヤ乱射で世界はメタメタ。日本の独立がどうとかいうレベルじゃなくなって、ウソのない世界とか共通無意識とか言い出して、とりあえず視聴者を驚かせる事＆話題性だけ狙ってんじゃないかと失望しかけてたんですが、兎にも角にも、「最終話」をきちっとまとめてくれたところは評価できると思います、ハイ。

メカ＋歌＋サーカスで盛り上げて主人公がラスボスを撃破すりゃザ・王道エンド！と花道が決まっていたようなマクロスと比べて「コードギアスらしい」終幕を捻り出す必要があった分、大変だったと思う。新時代を迎える凱旋式の最中、ルルーシュが世界の憎しみを一身に集めて「ゼロ」に殺される、実に劇場的な最期。妥当な結末だと思う。

学園パートがもっと少なければと思わずにはいられない。作品的には必要だったのだろうけど、作劇的には（特にR2に入ってからは）各種イベントの類いはドラマCDでやってろと言いたい内容でしかなかったからな。四聖剣、グラストンナイツ、ナイトオブラウンズ、ヴァルキュリエ隊、ロイヤルガードといった設定はおいしいのに見せ場が無かった連中を少しは救済できたんじゃなかろうか。

最後に一言、扇は地位と嫁と子供ゲットした超勝ち組！